2019.11.1
, EurekAlert より:
食事と運動のタイミングを変えることでより良い血糖コントロールが可能になるかもしれない、という英国バース大学とバーミンガム大学からの研究報告。
研究チームは、肥満の男性30人を対象に、ランダムに2つの介入群(運動の前後に朝食を摂取)と対照群(生活習慣を変えなかった)に分けて6週間の介入研究を行った結果、朝食前に運動した人は朝食後に運動した人に比べて2倍の脂肪を燃焼させたという。
夜間絶食した人が運動中にインスリンレベルが下がることが主な原因となって、脂肪の利用が高まるために、脂肪組織から脂肪が筋肉に輸送され燃焼するのであるという。
本研究の対象は男性だけだが、研究チームは、今後女性を含む種々の集団に適用されるか検討したいという。
「朝食前に運動した男性は、朝食後の運動した男性の2倍の脂肪を燃焼したことがわかった。重要なことはこれが減量には影響しないが、全体的な健康を劇的に改善したことだ」と主任研究者のハビエル・ゴンザレス博士は語っている。
出典は『臨床内分泌学・代謝雑誌』。 (論文要旨)
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