2019.10.28
, EurekAlert より:
学童期と思春期の子供のBMIの年次推移を調査したところ、夏に上昇し、その後秋に減少、そして、2月からサイクルを短縮し、より穏やかな体重増加がみとめられたという、米国、マーシュフィールドクリニック研究所等からの報告。
最近の研究では、子供達は、夏に最も体重増加が増える傾向があると示唆されているにも関わらず、身体活動の機会が減少している、不健康な食品や飲料を提供している、と学校は非難されている。
今回の研究では、2010年から2015年までの観察研究のデータを使用し、ウィスコンシンの幼児期から思春期の子供(3歳から17歳)のBMIのZスコアの年次傾向を調査したという。
結果は、BMIのZスコアは、7月から9月に増加、10月から12月に減少したという。そして、2月から、より短い周期の増加・減少サイクルが認められたという。思春期のより体重が重い者では、BMIは春まで持続的に増加した。
「健康的な食事と定期的な身体活動に年間教育は、すべての子供にとって理にかなっている。我々の調査結果が追跡調査で確認できれば、すでに肥満の影響を受けている思春期の子供は、学年の始まりに追加の体重管理サポートが提供されることでメリットが得られる可能性があることを示唆する」と、ジェフリー・ヴァンワーマー博士は述べている。
出典は『小児肥満』。 (論文要旨)
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