2019.10.1
, EurekAlert より:
さまざまな野菜を繰り返し提供すると、子供の野菜摂取の増加が認められるようだ、というオランダ、ヴァーヘニンゲン大学からの報告。
研究では、対象者は32名(4歳から6歳)を3群に分け、5週間に15回自宅で、野菜(1.野菜1種類のみ、2.複数の野菜、3.対照群(食生活を変化させない))を食事に提供した。
野菜の摂取量の評価時期と評価方法は、1.ベースライン時と介入直後の研究施設での夕食、2.3か月フォローアップ後の3日間の食事記録(計量法) 、3. ベーライン時、介入直後、3カ月フォロアップ後の通常の野菜の摂取量(親の記録)とした。研究施設で提供された2回の夕食では、ブロッコリー、カリフラワー、さやいんげんを好きなだけ食べることができた。家庭、幼稚園などで摂取した実際の野菜の変化は、両親が通常の野菜摂取について食事記録法によって報告した。
介入の結果、複数の野菜を与えられた群において、野菜摂取量が0.6から1.2サービング/日に増加したという。一方、他のグループでは変化は認められなかった。
「研究中に野菜摂取量は増加したものの、その量は、まだガイドライン値までは満たしていない。しかしながら、今回の研究は、単一の野菜を提供するより、様々な野菜を提供する方が、野菜摂取増加に貢献することを示唆する」と筆頭研究者のアストリッド・ポエルマン博士は述べている。
出典は『栄養教育行動雑誌』。 (論文要旨)
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