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[栄養]  EPA+DHAの用量を指定するためのオメガ-3計算機を作成
2019.9.11 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

健康的なオメガ-3インデックスを達成するためのEPAとDHAの量を計算する方法を開発した、という米国ペンシルバニア州立大学などからの研究報告。

これまで、EPAとDHAの用量についてはきわめてわずかな情報しか得られていなかった。近年の研究結果には広い範囲の差異が存在し、それには用量の問題が関係している可能性があった。それはEPAとDHAの用量が充分でないために血中レベルのオメガ-3インデックスに影響を与えず、そのために効果がみられなかった可能性があった。

研究チームは、ベースラインのオメガ-3インデックスと使用するEPAとDHA用量がわかれば、最終的なオメガ-3インデックス(と95%CI)が推定できる計算式を開発した。例えば、ベースラインのオメガ-3インデックスが4.9%、EPAとDHAの用量が840mg(1gのエチルエステルカプセルとして)の場合、達成されるオメガ-3インデックスは平均6.5%(95%CI:6.3%、6.7%)と推定される。

式を再構成すれば、13週間でオメガ-3インデックスを8%にするのに必要なおおよそのEPA/DHAを(トリグリセリドの形で)計算できる。ベースラインのオメガ-3インデックスが2%なら2,200mgのEPAとDHA、4%なら1,500mg、6%なら750mgである。

この計算式は、オメガ-3インデックス検査を不要にするものではないという。ベースラインの値が計算には必須だからである。

「推奨量は平均的なものであり、個人の実際の反応までは予測できない」とジャクソン博士は言う。「最近の消費者コホートにおいて、我々は魚介類の摂取やサプリメントの使用にも関わらず、個人によってオメガ-3インデックスは幅広いバラツキがあることを発見した。」

出典は『米国臨床栄養学雑誌』。 (論文要旨)      
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