2019.9.5
, EurekAlert より:
2型糖尿病患者は、炭水化物含量を減らしてたんぱく質と脂質を増やした食事をすることで、血糖値を調節する能力が改善されるようだ、というデンマーク・コペンハーゲン大学からの研究報告。
研究チームは、2型糖尿病患者28名を対象に、12週間にわたる臨床試験を実施した。6週間は、高炭水化物の通常の糖尿病食を、別の6週間は、低炭水化物、高たんぱく質、中程度脂質の食事をしてもらった。実施の順番はランダムに決定した。
試験の結果、低炭水化物、高たんぱく質、中程度脂質食は、食後血糖値と長期血糖値(HbA1c)の低下により、血糖値制御を改善した。
低炭水化物、高たんぱく質、中程度脂質食は肝臓脂肪量を低下させた。
低炭水化物食は、2型糖尿病患者に、体重減少がみられなくても、有益であろうと思われる、と研究チームは結論付けている。
出典は『糖尿病学誌』。 (論文要旨)
|