2019.8.30
, EurekAlert より:
人が食べ過ぎる傾向は、部分的には食事から得られる満足感に比例するようだ、という米国アイオワ大学からの研究報告。過体重者(BMI25-30)と普通体重者(BMI<25)の間に味覚の違いはみられなかったが、肥満者(BMI>30)は普通体重者に比べて、初期味覚の感覚が強く、その後の感覚減少も緩やかだったという。
研究チームは、290名の成人(普通体重161名、過体重78名、肥満51名)を対象にランダム化対照試験を実施した。年齢は18-75歳で80%が女性だった。参加者はチョコを1回に1枚食べて味を評価し、それを好きなだけ繰り返すことができた。消費枚数は2枚から51枚であった。
解析の悔過、肥満者は初期の味覚レベルが高く、つまりチョコの味を高く評価する傾向があり、また枚数が進んでも、評価の下がり方が緩やかであったという。
「我々の研究対象者においては、肥満者が非肥満者と比べて、チョコに対する満足度を高く評価する傾向がみられた。そのため、肥満者は平均して67.5kcal多く摂取することになった」と研究者はコメントしている。
出典は『栄養食事療法アカデミー雑誌』。 (論文要旨)
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