2019.8.28
, EurekAlert より:
妊娠中に地中海型食生活を実践した女性は、妊娠糖尿病のリスクが35%低く、体重増加が平均2.75ポンド(1.25kg)少なかった、という英国ロンドン大学クイーンメアリーとウォーリック大学からの研究報告。
研究チームは、メタボリスク因子のある1,252名の多民族インナーシティ(都心部)妊婦を対象に、ランダム化対照臨床試験を実施した。対象者は葉酸とビタミンDサプリを受けると共に、ランダムに、地中海食群と対照群に分けられた。対照群には英国政府の推奨する妊婦の出産前ケアと体重管理のための食生活アドバイスを実施した。
地中海食群は、毎日30gのナッツ(クルミ15g、アーモンド7.5g、ヘーゼルナッツ7.5g)、調理油としてエクストラバージン油(週0.5L)が与えられた。加えて、果物、野菜、非精製穀物、豆類を豊富に、魚を中から高頻度に、鶏肉と乳製品を低から中頻度に、赤肉と加工肉を低頻度に摂取し、加糖飲料、ファストフード、動物性油脂を豊富に含む食品を避けるようにアドバイスを受けた。
参加者は、妊娠18、20、28週に順守率を改善するための助けになるようなアドバイスを受け、研究チームは自己申告によるフィードバックによって順守率を測定した。
出典は『プロス医学』。 (論文要旨)
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