2019.8.20
, EurekAlert より:
過去40年にわたり中国の塩分摂取量は世界最高レベルであり、成人は1日に平均11.2gを摂取している、というロンドン大学クイーンメアリーからの研究報告。
研究チームは、小児900名、成人26,000名を含む中国全土の塩分摂取量データを解析した。
中国北部は現在でも最も高い水準の塩分摂取量(平均11.2g)であり、1980年代の12.8gからは低下している。特に2000年代に入ってからの低下が著しいという。これは、行政の努力、教育の成果、そして新鮮な野菜が一年中入手可能になって漬物の利用が低下したことなどが原因と考えられるという。
けれども、中国南部では、1980年代の8.8gから逆に2010年代の10.2gへと上昇している。これは加工食品の増加や外食・中食の増加が原因ではないかという。
出典は『米国心臓学会雑誌』。 (論文要旨)
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