2019.7.23
, EurekAlert より:
食糧不安とインスリン抵抗性には強い関連が見られるようだ、という米国コネチカット大学からの研究報告。
家庭食糧不安は、2型糖尿病のに関連するストレッサーであるが、家庭食糧不安とインスリン抵抗性をつなぐメカニズムについてはほとんど分かっていないことから、研究チームは横断的な研究によって、2型糖尿病の低収入ラティーノを対象に、炎症とストレスホルモンがそれに関連しているかどうかを検討した。
対象者は、主としてプエルトリコ人から成る121名の2型糖尿病のラティーノ(平均年齢60.7歳、74%が女性)で、82名(68%)が食糧不安に分類された。食糧不安の対象者は、非食糧不安の対象者に比べて、インスリン抵抗性、血中インスリン、血糖値、hsCRP、コルチゾール、総コレステロールが有意に高かったという。
2型糖尿病のラティーノにおいては、食糧不安とインスリン抵抗性の関連は、部分的に炎症とストレスホルモンに媒介されていると思われる、と研究チームは結論付けた。
出典は『栄養学雑誌』。 (論文要旨)
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