2019.7.9
, EurekAlert より:
週当たり2サービング以上のヨーグルトの摂取は、少なくとも男性では、大腸がんにつながる異常増殖(腺腫)のリスク低下と関連するかもしれない、という研究報告。
研究チームは、医療専門職追跡調査の男性32,606名および看護師健康研究の女性55,743名のデータを解析した。参加者は、4年ごとに生活習慣、食事などを調べられ、また定期的に大腸内視鏡検査を1986年から2012年にかけて受診していた。
期間中に男性で5,811件の、女性で8,116件の腺腫が発見された。
データ解析の結果、ヨーグルトを食べない男性に比べて、週2サービング以上のヨーグルトを食べた男性は、腺腫の発症リスクが19%低かった。特に後にがんに変化した腺腫の発症リスクは26%低かった。
女性ではこのような関連はみられなかったという。
研究者は、生のヨーグルトによくみられる ラクトバシラス・ブルガリクスとストレプトコッカス・サーモフィルスが有効なのかもしれない、と考察している。
出典は『消化管』。 (論文要旨)
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