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[栄養]  卵のコレステロールは、心疾患、死亡リスクに関連
2019.6.17 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

心臓病と死亡のリスクは食べる卵の数に従って上昇するようだ、という米国マサチューセッツ大学からの研究報告。

研究チームは、全米の3万人近い成人の食生活、健康状態、生活習慣を平均17.5年にわたって追跡調査した結果、卵に含まれるコレステロールを大量に摂取することは、悪い健康影響と関連していることを発見したという。

米国人の卵の摂取量は上昇しており、農務省によれば、2012年には一人当たり年間254個だったものが、2017年には279個になっていた。

米国の現在の食生活指針では、卵の摂取量についての注意はないという。ガイドラインは5年ごとにアップデートされるが、近年専門家は、食事中のコレステロールよりも飽和脂肪酸が血中コレステロールを上昇させる要因とみるようになった。そのために指針に含まれなかったのではないかという。2015年以前には、ガイドラインでは1日300mg以上のコレステロールの摂取を制限していた。

大きな卵1個には200mgのコレステロールが含まれている。

今回の研究は、具体的な卵およびコレステロールの摂取量を設定するものではないが、コレステロールの摂取が1日300mg増えるごとに、心血管疾患の発症リスクが17%、死亡リスクが18%上昇することと関連することを発見したという。

「週に数個の卵を食べるのは理にかなっているだろう」と主任研究者のキャサリン・タッカー教授は語っている。それは目や骨の健康に良いのだという。「けれども、私は人々に1日に卵3個のオムレツを食べることは避けるようにお勧めする。栄養は全て中庸とバランスの問題なのだ。」

出典は『米国医学会誌(JAMA)』。 (論文要旨)      
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