2019.6.3
, EurekAlert より:
1日6杯以上のコーヒーは、健康に影響がありそうだ。心臓病の発症リスクを22%高めるというのである。豪州サウスオーストラリア大学からの研究報告。
研究チームは、英国バイオバンクの37-73歳の347,077人のデータを解析した。カフェイン代謝に関係し心血管疾患のリスクを高める遺伝子CYP1A2の遺伝子変異と心血管疾患リスクの関係について解析した。
その結果、1日1-2杯のコーヒーを摂取する人に比べて、飲まない者、デカフェイン・コーヒーしか飲まない者、1日6杯以上飲む者の心血管疾患の発症リスクは、各々11%、7%、22%高まることが明らかになったという。
カフェイン代謝を速める遺伝子変異を持つ者は、通常の4倍の速さでカフェインを分解するが、かといってより安全により多くのカフェインを飲めるわけではないようだ。
「健康な心臓と血圧を維持するためには、人々はコーヒー摂取を1日6杯未満に制限する必要がある」と研究者はコメントしている。
出典は『米国臨床栄養学雑誌』。 (論文要旨)
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