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[栄養]  全粒穀物は腸のセロトニン生産を変えて健康に貢献する!?
2019.5.28 , EurekAlert より:   記事の難易度 2
  

全粒のライ麦パンを食べる成人は、食物繊維の少ない小麦パンを食べる人に比べて血中のセロトニン濃度が低いようだ、という東部フィンランド大学からの研究報告。

研究チームは、15人の成人を対象に、ランダム化クロスオーバー臨床試験を実施した。参加者は、1日6-10枚の低繊維小麦食パンか、同僚の全粒ライ麦パンを、ランダムな順番で、各々4週間にわたって摂取し、期間の終わりに採血して血漿代謝産物が分析された。

その結果、全粒ライ麦パンの摂取は、低繊維小麦パンに比べて、特にセロトニン濃度を有意に低下させることが明らかになった。

マウスを用いた動物実験でも、全粒ライ麦の摂取は、腸内のセロトニン濃度を有意に低下させることがわかった。

「全粒穀物は糖尿病のリスクを減らすことが知られているが、その効果の一部はセロトニン濃度の低下が原因である可能性がある」と主任研究者のカティ・ハンヒニーバ研究員はコメントしている。

出典は『米国臨床栄養学雑誌』。 (論文要旨)      
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