2019.5.9
, EurekAlert より:
植物ベースの食事は、既存の心疾患のない成人の心不全リスクの低下と関連しているようだ、という米国メイヨークリニックからの研究報告。
研究チームは、米国の「地理的・人種的脳卒中発症差異原因」(REGARDS)研究から45歳の白人及び黒人16,608名のデータを解析した。参加者は、107品目の食品に基づいた150項目の質問紙に回答し、それに基づいて5つの食事パターン(通常、植物ベース、糖と脂、南部、飲酒とサラダ)に分類された。
平均8.7年の追跡期間に363件の心不全による入院があった。
解析の結果、植物ベースの食事パターンを最も順守した者は、最も順守しなかった者に比べて、心不全の入院リスクが41%低かった。逆に、南部パターンを最も順守した者は心不全の入院リスクが72%高かった。これは肥満と過剰な腹部脂肪が原因であるようだという。
他の食事パターンには心不全の入院リスクとの関連は見られなかった。
出典は『米国心臓学会誌』。 (論文要旨)
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