2019.4.18
, EurekAlert より:
40歳以下で2型糖尿病と診断された者は、同年代で糖尿病でない者に比べて、心血管疾患の発症リスクと死亡リスクが高いようだ。英国グラスゴー大学からの研究報告。
研究チームは、スウェーデン国民糖尿病登録のデータから、318,083名の2型糖尿病患者と、性・年齢・地域を一致させた1,575,108名の非糖尿病患者を比較した。
その結果、平均2.5年の追跡によって、40歳以下の2型糖尿病患者は、同年代の非糖尿病患者と比べて、死亡、脳卒中、心筋梗塞、心不全、心房細動のリスクが高いことが明らかになった。女性のほうが男性よりもリスクが高かった。
糖尿病になったことによる過剰リスクの割合は、診断年齢の上昇とともに低下した。
「この結果は、より若い2型糖尿病患者においては、もっと厳密なリスク管理が必要であることを示唆している。特に女性において」と筆頭研究者のナヴィード・サッター教授はコメントしている。
出典は『循環器』。 (論文要旨)
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