2019.3.29
, EurekAlert より:
朝食を欠食する子どもは、健康的でない生活習慣をもつ傾向が高いようだ、というギリシャ・ヘロコピポ大学からの観察研究。
研究では、ギリシャで2015年に行った学校の健康調査データを用いて、8歳から17歳の177,091人の子どもの朝食欠食と生活習慣について検討した。食事の質は、地中海式食の指標を用いた。
その結果、生徒の4人に1人(男性22.4%、女性23.1%)が朝食を欠食していた。朝食欠食者の特徴は、女性、年齢が高い、過体重または肥満、食事の質が乏しい、運動不足、睡眠不足、液晶の視聴時間が長いことであった。
他の生活に関連する要因で調整した後でも、食習慣が乏しいこと、睡眠不足(8-9時間以下)であること、液晶の視聴時間が長い(2時間以上)ことの朝食欠食者の割合はそれぞれ80%、23%、22.5%であった。
「朝食欠食は、生徒の間で一般的になっている。朝食欠食者は、健康的でない生活習慣を送っているようだ。健康ではない生活習慣を送っている朝食欠食の生徒に焦点をあて、朝食摂食者を増やす政策が必要だ」と研究チームはまとめている。
出典は『栄養と食事療法学雑誌』。 (論文要旨)
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