2019.3.28
, EurekAlert より:
妊娠中の母親が高用量のビタミンDを摂取しても、生まれた子供の喘息発症とは関連がないようだ、というヘルレフ・アンド・ゲントフテ大学病院からの報告。
これまでの研究で、母親の子宮内のビタミンD濃度の低さは、生まれてくる子供の喘息のリスクと関連する可能性が示唆されている。
今回研究では、無作為化臨床試験を行い、妊娠24週目、高用量のビタミンD (2,400 IU/day)か、プラセボとして推奨量のビタミンD(400 IU/day)を投与した。その後、母親の子供の喘息状況をフォローアップした。子供581人中、545名が6歳時に分析が可能であった。
結果は、妊娠中の標準量のビタミンD摂取と比し、高用量のビタミンD摂取は、6歳までの喘息リスクと関連していなかったという。
今後の研究では、出生前のビタミンD摂取の影響が、環境、食事、遺伝的要因によって影響を受けるかどうか調査すべきであるとしている。
出典は『米国医学会誌(JAMA)』。 (論文要旨)
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