2019.3.6
, EurekAlert より:
ナッツ、特にツリーナッツを食べることは、2型糖尿病患者の心血管疾患の発症リスクを低下させる効果があるかもしれない。米国ハーバード大学からの研究報告。
2型糖尿病は、高コレステロール血症、心筋梗塞、脳卒中などのリスクを高めることが知られている。
研究チームは、2型糖尿病の男女16,217名の診断前後の食生活について調査した。追跡調査期間中に、3,336名が心血管疾患を発症(冠動脈疾患2,567名、脳卒中789名)し、5,682名が死亡(心血管疾患による死亡1,663名、がんによる死亡1,297名)した。
データ解析の結果、糖尿病診断前後でナッツの摂取量に変化が無かった患者と比較して、診断後にナッツの摂取量を増やした患者は、心血管疾患のリスクが11%低かった。心血管疾患による死亡リスクは25%低かった。
クルミ、アーモンド、ブラジルナッツ、カシューナッツ、ピスタチオ、ペカンナッツ、マカデミアナッツ、ヘーゼルナッツ、パインナッツなどのツリーナッツは、ピーナッツに比べて、より強く心血管疾患のリスクを低下させたという。
出典は『循環器』。 (論文要旨)
|
|