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[運動]  時間運動学:夜の運動の意外なメリット
2019.3.4 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

夜に高強度運動をすると、よく眠れなくなるのでは・・・との心配は無用のようだ。夜の早い時間に短時間の高強度インターバルトレーニングを行った場合、睡眠に悪影響はないほか、空腹刺激ホルモンを減らしてくれるという効果があるようだ。また、朝に比べて午後や夜の方が運動パフォーマンスが高まることもわかったという。豪チャールズ・スタート大学の研究。

夕方から夜にかけて、オトナはやらねばならないことが山積みだ。夕飯の支度、子どものお迎え。そうそう、お気に入りのドラマも見なくっちゃ。スポーツジムは家から遠い。とても運動なんてする余裕はないな・・・など、時間に追われて運動する機会を持てない人がほとんどだろう。仕事で忙しかった日に運動をしようなんて、考えただけで疲れる人も多いかもしれない。また、夜に高強度運動をすると睡眠の質に差し障るおそれがあるため、就寝時間の4時間前以降は避けるべきという推奨がなされていることも、夕方以降の運動を避ける一因になっているだろう。

だが、本研究では夜の早い時間帯に行う30分の高強度運動が睡眠に悪い影響を及ぼさないほか、空腹感を軽減する可能性が示唆された。

今回、11人の中年男性を対象とした3つの試験的な実験を行い、3つの時間帯(朝(6-7時)・午後(2-4時)・夜(7-9時)のいずれかに運動を行った場合に睡眠・食欲にどう影響するかを調べた。

運動は高強度インターバルトレーニングで、その具体的内容は自転車エルゴメーターを最大酸素摂取量の100%という限界の強度で1分間、次いで50%の強度で4分間、という組み合わせを連続して6回行い、計30分間とした。運動の前後には血液を採取して食欲関連のホルモンなどを測定、また、睡眠中にその状態の評価を行った。

結果、夜の運動は睡眠に悪影響を及ぼさないこと、また午後と夕方の高強度インターバルトレーニングは空腹感を刺激するホルモン・グレリンの大幅な減少と関連が見られた。ただし、自覚的な空腹感や摂食量には影響がなかったとのことだ。血糖値については、朝の運動時の方が午後・夜に比べて高めとなった。

なお、興味深いことに、朝に比べて午後と夕方の方が運動時の出力パワーが高かっただけでなく、運動後の時間においてよりよい働きができたのだという。そのことから、トレーニングのスケジュールを組む際には、時間帯を考慮する必要性が示唆された。

今回の実験は1回の運動効果を調べたものであるため、長期的に継続した場合の効果や、対象が中年男性以外ではどのような結果となるかはわからないため、さらなる研究報告が待たれるところだ。

出典は『実験生理学』。 (論文要旨)      
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