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[その他]  宗教は特定食品に対する消費者の選択に影響を与える
2019.2.19 , EurekAlert より:   記事の難易度 2
  

強い宗教的信念を持っている人々は、自然食品や有機食品よりも、無脂肪、無糖、グルテンフリーの食品を買う傾向が高い、という米国ワイオミング大学などからの研究報告。

研究チームは、宗教的および道徳的信念は消費者の食料品店での意思決定に影響を及ぼすという仮説を検証した。

4つの実験シリーズにおいて、全米から1,700名以上を対象に、特定食品の購入と摂取における信心深さの影響をオンラインで調査した。また、選択の背後にある道徳的信念についても検証した。

その結果、研究チームは宗教的信念が実際に、彼らが「ダイエット志向」食品(無脂肪、無糖、グルテンフリーなど)と「持続可能性志向」食品(自然食品、有機食品など)と呼ぶ食品の購入におけるひとつの選択要因となっていることを発見した。

すなわち、高い(低い)宗教心を持つ者は、ダイエット志向食品(持続可能性志向食品)を好むことが明らかになったという。

これは、聖書が大食を非難していることから、あらかじめ予想されたことだったという。また、先行研究においては、宗教的信念が強い人々は環境問題を優先する団体と結び付けられたくないために、持続可能性を重視する食品を購入しないことが示唆されていた。

「我々は、宗教的信念がダイエット志向食品の選択により強く影響していることを発見した。グルテンフリーや無脂肪食品を購入する動機づけは、自然食品や有機食品を買う時のそれとは同じではないようだ」と筆頭研究者のエリザベス・ミントン准教授はコメントしている。

出典は『ビジネス研究雑誌』。 (論文要旨)      
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