2019.1.24
, EurekAlert より:
厳密にコントロールされたダイエット中に間欠的な断食を実行することは肥満女性の減量を助け健康を改善するようだ、という豪州アデレード大学からの研究報告。
研究チームは、88名の肥満女性を対象に、注意深くコントロールされた10週間以上のダイエットを実施した。
「持続的な制限ダイエットは、肥満女性が減量するための主要な方法である」と筆頭研究者のアミイ・ハッチンソン博士は語っている。
「不運にも、いくつもの研究が制限ダイエットの長期にわたる順守は守るのが極めて難しいことを示唆していることから、本研究は、減量における間欠的断食の効果を調べた。」
研究に参加した88名の女性は全てBMIが25-40の肥満女性で、年齢は35-70歳だった。ランダムに4群に分けられた。1)間欠的断食(IF)70(摂食日も必要量の70%に制限)、2)間欠的断食(IF)100(摂食日は必要量の100%)、3)制限ダイエット(DR)70、そして4)対照群とし、8週間継続した。IF群は、連続しない週3日に朝食後24時間断食した。
食事はすべて供給された。すべて脂質35%、たんぱく質15%、炭水化物50%とした。
その結果、IF70群が最も体重、体脂肪を有意に減らし、総コレステロール、LDL-コレステロールを有意に低下させた。IF100群も対照群に比べて体重と体脂肪を減らしたが、空腹時インスリン値が上昇した。
エネルギー摂取量が厳密にコントロールされている場合、間欠的断食を含むダイエットは、通常のダイエットよりも効果的であった、と研究チームは結論付けた。
出典は『肥満学』。 (論文要旨)
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