2019.1.10
, EurekAlert より:
色は食品の味に影響し、我々の経験と期待は我々の食品の味わい方に影響するようだ、という米国ペンシルバニア州立大学からの研究報告。
研究チームは、4種類の異なる色と味を組み合わせた液体を作り、4回のセッションで参加者に味わってもらった。その後、特定の味をもつ無職の液体を与えて、その味と色を回答してもらった。
その結果、正しい味と色の組み合わせを回答する率が59%と有意に高かったという。つまり、参加者は素早く味と色の組み合わせを学習したのであるという。
「4回(1日1回)の曝露で、参加者はすべてのサンプルを正確に言い当てたことに驚かされた」とジョン・ヒギンズ准教授は語っている。
次に研究チームは、3つの異なる苦味、カフェイン、キニーネ、ホップと砂糖(対照)について色と味の組み合わせと作り、最初の実験同様に4回のセッションで学習してもらった。
そして無色の液体の味と色を回答してもらったが、予想に反して、苦味の色と味は一致しなかったという。
出典は『食物の質と好み』。 (論文要旨)
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