2018.12.26
, EurekAlert より:
なんとなくみんなが想像していた通り、糖尿病やその他の慢性疾患のリスクを高める美味しい加糖飲料には、実際、中毒性がみられるようだ、という米国カリフォルニア大学デイビス校からの研究報告。
13-18歳の子供にたった3日間加糖飲料の摂取を制限しただけで、頭痛、切望その他禁断症状が出始めたという。
研究に参加した25名全員が、研究開始前の1日に少なくとも3本の加糖飲料を摂取しており、「ソーダが十代に及ぼす影響」という研究への参加すると説明されていた。
参加者は全員過体重で、研究チームは、彼らにまず5日間通常の飲料を飲み、その後3日間は水とプレーンな牛乳だけを飲むように指示した。彼らには旅費と160ドルの参加費が支払われた。
彼らは、加糖飲料の3日間の中断の間に、頭痛、作業意欲の低下、満足感の欠如、集中力の低下、加糖飲料の切望、全体的なウェルビーイングの低下を訴えた。
「加糖飲料が多くの慢性疾患に寄与しているという報告は数多くみられる。我々の研究では、これらの飲料に中毒性があることが示唆されている。どこでも入手でき、多くの広告に若者が曝されている現状は公衆衛生上の問題となるだろう」と筆頭研究者のジェニファー・ファルベ助教授は語っている。
出典は『食欲』。 (論文要旨)
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