2018.12.13
, EurekAlert より:
広く用いられているプロバイオティクスが、若い雌マウスの骨形成を刺激するようだ、という米国エモリー大学からの研究報告。
ラクトバチラス・ラムノサスGG(Lactobacillus rhamnosus GG、LGG)への反応として、他の腸内細菌が酪酸を生成し、制御T細胞を含む骨形成を促進する免疫細胞を活性化するという。
研究チームは、LGGサプリメントの4週間にわたる経口摂取が、腸内のクロストリジアを含む酪酸産生菌の成長を刺激して、雌マウスの骨形成を促進することを発見した。
LGGサプリは、無菌マウスでは骨形成を促進しなかったので、プロバイオティクスは間接的に他の細菌に影響を及ぼして骨形成に関与するようだ。
「我々は骨制御における腸内細菌の能力とプロバイオティクスの作用メカニズムの複雑さに驚かされた」と主任研究者のロベルト・パシフィシは語っている。
出典は『免疫』。 (論文要旨)
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