2018.12.11
, EurekAlert より:
家族と夕食を摂る習慣のある十代と若年成人は、家族の日々の管理、コミュニケーション、感情的繋がりが良好かどうかとは関係なく、より健康な食習慣をもつようだ、というカナダ・ゲルフ大学からの研究報告。
研究チームは、2,700人以上の14-24歳の両親と共に住む参加者を対象に2011年に調査を実施した。参加者は、家族との夕食に回数を聞かれ、家族機能について、さらにフルーツ、野菜、加糖飲料、ファストフード、テイクアウト食品の摂取頻度を聞かれた。
その結果、家族と共に夕食を摂る十代と若年成人は、より多くのフルーツと野菜を食べ、ファストフードとテイクアウトが少ないことを発見したという。
「夕食のテーブルを囲むことは、魔法のひとつである」と筆頭研究者で博士候補生のキャスリン・ウォルトン栄養士は語っている。彼女は、ジェス・ヘインズ教授のもとで研究している。
「それは家族が忙しい日々を会話し共に過ごし、問題を解決するためにスローダウンさせる時間である。それはまた両親が健康的な食行動のモデルとなる時間でもある。」
また、調理に参加することで、それを食べる可能性が高まること、調理時間が短縮されること、若者が調理技術を学べること、など様々なメリットがあるとしている。
出典は『JAMAネットワークオープン』。 (論文要旨)
|