2018.12.5
, EurekAlert より:
ランニング、水泳、クロスカントリースキー、自転車のような持久性運動には抵抗性運動よりも寿命の延伸を助ける効果がみられるようだ、という独ライプチヒ大学からの研究報告。
研究チームは266名の若くて健康で、これまでは不活動だった参加者をランダムに、6か月の持続性運動群(ランニング)と高強度インターバル運動群、抵抗運動群、対照群(生活習慣を変えない)に各々振り分けた。
3つの運動群の参加者は、週45分のセッションを実行し、研究全体で124セッションを完了した。
研究チームは、研究開始時と6ヶ月後の終了時に白血球のテロメア長とテロメラーゼ活性を測定した。
その結果、持続性運動群と高強度インターバル運動群において、抵抗性運動群と対照群に比べて、2-3倍のテロメラーゼ活性とテロメア長の有意な延伸が認められたという。
「本研究は、抵抗運動ではなく、持続性運動が、健康的な加齢を促進するメカニズムを同定した。それはテロメア長を生物学的年齢の指標として用いる将来の研究の際に重要になってくるだろう」とウルリッヒ・ラウフス教授は語っている。
出典は『欧州心臓雑誌』。 (論文要旨)
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