2018.12.4
, EurekAlert より:
綿実油に富む高脂肪食が、若年成人男性のコレステロール・プロファイルを劇的に改善する、という米国ジョージア大学からの研究報告。
研究チームは、15名の健康な普通体重の男性(18-45歳)を対象に、綿実油またはオリーブ油を5日間にわたって摂取してもらい、血中脂質プロファイルに対する影響を測定した。
その結果、綿実油を摂取した参加者は、オリーブ油を摂取した場合に比べて、コレステロールが8%、LDL-コレステロールが15%、中性脂肪が30%、各々有意に低下したという。HDL-コレステロールは8%上昇した。
綿実油にユニークな成分としてジヒドロステルクル酸があり、これが中性脂肪の蓄積を予防するのではないか、と研究チームは考察している。
また、オメガ-6系脂肪酸が豊富であることも理由の一つだろう、と主任研究者のジェイミー・クーパー准教授はコメントしている。
出典は『栄養学研究』。 (論文要旨)
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