2018.11.15
, EurekAlert より:
大学の食料品店の果物や野菜売り場の位置を移動することで、それらの食品の売上高が15%増加したという、英国のウォーリック大学からの研究報告。
本研究では、マーケティングや宣伝を行わずに、売り場の移動というわずかな工夫が、若年成人に健康な食事を促したことが明らかになったという。
研究は、大学の食料品店の2012年から2017年の売り上げデータを用いて行われた。2015年1月に果物と野菜売り場を売り場の後方から入り口近くに移動した。2016年の4月には、ベースライン時より利用しやすいよう冷蔵庫近くに移動した。
売り場の移動前後の食品の購買変化について、分割時系列解析を用いて、販売数量と販売単価の両方を検討した結果、果物と野菜の売上高が15%増加したという。
本研究は、高等教育を受けた若年成人の食事の改善方法となりうると主任研究者のオインローラ・オイエボード准教授は述べている。
出典は『BMC公衆衛生』。 (論文要旨)
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