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[その他]  あなたはなぜ昼食が決められないのか?
2018.11.14 , EurekAlert より:   記事の難易度 3
  

レストランで注文を決められないのは、心理学者が「選択肢過多」と呼ぶものを経験しているためだ、という米国カリフォルニア工科大学からの研究報告。圧倒的多数の類似のオプションに直面した脳は、決定を下すのに苦労するのだという。

20年近く前にカリフォルニアで実施された調査がその効果を実証した。その研究では、研究者は食料雑貨品店の顧客にジャムのサンプルを提供するテーブルを設置した。ある時は24種類のジャムが提供され、別の時は6種類だけだった。たくさんのジャムが並んでいると、消費者が立ち止まって試食する可能性が高いが、購入は少なくなった。ところが、6種類しか並んでいないときは、立ち止まって試食する人は少なくなったが、購入は10倍も多かったという。

研究チームは、参加者にコーヒーマグなどの商品に印刷する風景画を選択してもらった。画像は参加者によって異なる枚数(6、12、24種類)が提示された。参加者は、機能的MRI(fMRI)で脳内の活動を記録しながら、試験を実施した。対照として参加者は画像を再び見せられたが、この時は画像の選択はコンピュータがランダムに行った。

fMRIスキャンは、参加者が選択をしているときに活性化される脳内の二つの部位を明らかにした。前帯状皮質(ACC)は決断の潜在的なコストと利益を測っている、と主任研究者のコリン・カメレル教授は言う。そして線条体は、価値の決定に関与する部位の一部である。

カメレル教授らはまた、これらふたつの領域が12種類から選択する参加者で最も高い活性を示し、24種類から選択する参加者で最も低かったことを明らかにした。カメレル教授によれば、活性のパターンは恐らく線条体の結果であり、ACCはそれに相互作用して、増加する潜在的報酬を大きさを測っている(どの画像が最も良いか選んでいる)。

選択肢が増えると、潜在的報酬が上昇するが、利益の減少によりレベルが下がり始める。「12が恐らくベストで、24になるっても大きな改善はみこめない」とカメレル教授は言う。選択肢が増えることで必要な努力も上昇する。この努力と潜在的報酬の複合された結果が、報酬が低すぎもせず努力が高過ぎもしないスイートスポットを導くのである。このパターンは、参加者がたんに画像をブラウジングしているときにはおこらない。

カメレル教授は、12という数字はおそらく魔法の数字ではなく、実験の都合でたまたまそうなっただけだろうと言う。本当の理想的な数字は、8-15の間にあるのではないかと推測している。

出典は『ネイチャー人間行動』。 (論文要旨)      
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