2018.11.8
, EurekAlert より:
高いコーヒーからのカフェイン摂取は、ロザケア(酒さ)の低いリスクと関連しているようだ、という米国ブラウン大学からの研究報告。ロザケアは、皮膚が赤く腫れるありふれた慢性炎症性皮膚疾患のひとつ。
研究チームは、米国の女性を対象とした大規模疫学研究である看護師研究IIの参加女性82,737人の1989年から2005年までのデータを解析して、ロザケアとカフェイン摂取の関係を調べた。4,945件のロザケア症例が含まれていた。
その結果、カフェインを含むコーヒーの摂取が月1杯未満の者に比べて、1日4杯以上の者はロザケアの発症リスクが23%低いことが明らかになった。
脱カフェインコーヒーにはこのような関係はみられず、またコーヒー以外の茶、ソーダ、チョコレートなどからのカフェイン摂取にもロザケアとの関連はみられなかった。
ロザケアの症状は、おそらくカフェインの血管収縮作用と免疫抑制作用によって緩和されたと考えられるが、観察的研究であるため、因果関係については更なる研究が必要である、と研究チームは警告している。
出典は『JAMA皮膚科学』。 (論文要旨)
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