2018.11.7
, EurekAlert より:
20歳で肥満の豪州人は、寿命が平均10年短いようだ、という豪州グローバルヘルスのためのジョージ研究所からの研究報告。
推計によると、豪州人は過体重または肥満であることで、3,630年分の寿命を失っている。また男性性は女性よりも平均27%多めに失っているという。
研究チームによれば、健康な20代の男性と女性は、各々57年と60年の平均余命をもっているが、既に肥満である場合は、女性は6年、男性は8年を失う。重度の肥満なら女性は8年、男性は10年を失うという。
全ての年代で肥満は寿命を縮めた。40代の肥満女性で4.1年、肥満男性で5.1年、60代でも肥満女性は2.3年、肥満男性は2.7年、各々寿命が短くなった。
「我々のモデルでは、2025年までに成人の肥満率は35%に達する。早急に全ての年齢層、特に若年成人を対象とした肥満予防戦略が必要である」と筆頭研究者のトーマス・ラングはコメントしている。
出典は『国際肥満学雑誌』。 (論文要旨)
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