2018.10.31
, EurekAlert より:
年齢に関係なく、毎日飲酒する人は、そうでない人に比べて、早死のリスクが20%高いようだ、という米国セントルイス・ワシントン大学からの研究報告。
研究チームは、米国国民健康・栄養調査の18-85歳の参加者340,668名と退役軍人登録病因の40-60歳の外来患者93,653名のデータを解析した結果、1回に1-2杯以上を週4回以上する人は、週3回未満の人に比べて、早死リスクが20%高いことが明らかになった。これでは全ての年齢区分で一致して見られたという。
軽度の飲酒が心血管系の健康を改善するという報告は多数あるが、著者らによれば他のリスクがそれを凌駕してしまうようだ。著者らの検討したところでは、飲酒には心血管系リスクを下げる場合があるが、がんリスクは常に高めたという。
「週4日1-2杯飲むことは心血管系によさそうだが、毎日飲むとその効果が失われてしまうようだ。がんについては常に良くない」と筆頭研究者のサラ・ハーツ博士はコメントしている。
出典は『アルコール中毒:臨床・実験研究』。 (論文要旨)
|
|