2018.10.30
, EurekAlert より:
加工肉の摂取は乳がんリスクを高めるようだ、という米国ハーバード大学からのメタ分析。
15件の先行研究の再解析の結果、加工肉の摂取量が最も多いグループは、最も低いグループに比べて、乳がんの発症リスクが9%高いことが明らかになった。けれども、非加工の赤肉の摂取には乳がんリスクとの関係を認めなかったという。
2件の研究が、赤肉摂取と乳がん発症の関係を、患者のN-アセチルトランスフェラーゼ2 アセチレーター(肉の発がん性に影響する)との関連でみていたが、明確な違いはみられなかった。
「先行研究は、いくつかのがんと肉食を関連付けていた。本メタ分析は、乳がんリスクを高めることを示唆している。肉の摂取を減らすことは乳がん予防に有効かもしれない」と筆頭研究者のマリヤム・ファリヴィド博士はコメントしている。
出典は『国際がん学雑誌』。 (論文要旨)
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