2018.10.12
, EurekAlert より:
朝食のシリアルに牛乳をかけて摂取すると、水をかけた時に比べて、食後血糖値の上昇が抑えられ、さらに高たんぱく質の牛乳であれば、低たんぱく質の牛乳に比べて、昼食までの腹持ちもよくなるようだ、というカナダ・ゲルフ大学とトロント大学からの研究報告。
研究チームは、平均年齢23.3歳で平均BMIが22.2の健康な若年成人32名を対象に、ランダム化プラセボ対照二重盲検臨床試験を実施した。対象者は、高たんぱく牛乳、低たんぱく牛乳、またはホエイ浸出液(対照)をオーツ麦ベースのシリアルと共に摂取して、血糖値と食欲の変化等を調べられた。
その結果、牛乳を摂取することで昼食後でさえ血糖値の上昇が抑えられ、高たんぱく牛乳の場合はさらに効果が高くなることがわかった。
「本研究は、朝食時のミルクの重要性を確認するものだ。それは炭水化物の消化を遅くし血糖値を低く抑えるのである」と主任研究者のダグラス・ゴフ博士は説明している。
出典は『酪農科学雑誌』。 (論文要旨)
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