2018.10.12
, EurekAlert より:
米国北カリフォルニア州立大学の研究チームは、健康的な低カロリー乳製品の需要が高まっていることから、通常のカロリーの製品と同じ味わいをもつ低糖のアイスクリーム、ヨーグルト、フレーバーミルクを作る方法についてレビューしている。
アイスについては、幾つかの方法が考えられるが、中でもソルビトールとスクラロースを用いた低カロリーアイスクリームは、カロリー、糖分、脂肪を25%減らしたライトバニラアイスクリームよりも好評であったという。またエリスリトールやらくちトールのような糖アルコールも良好な結果をもたらすようだ。
チョコレートアイスの場合は、苦味のためにより多くの糖分が通常は必要であるが、カカオ愛好家向けに逆に苦味を強調したアイスを提案している研究があるという。
幾つかの研究が、ノンカロリー甘味料のブレンドでヨーグルトの糖含量を減らすことに成功したことを報告している。
最も人気のフレーバーミルクであるチョコレートミルクはチョコのために通常より高い糖分が必要だが、なかなか困難であるようだ。
「乳製品の糖分を減らすことは本質的に困難な作業だが、様々な製品の開発が進んでいる」と筆頭研究者のメアリーアン・ドレイク博士はまとめている。
出典は『酪農科学雑誌』。 (論文要旨)
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