2018.9.5
, EurekAlert より:
大豆たんぱく質には、閉経が骨代謝及び健康に及ぼすマイナスの影響を低減させる働きがあるかもしれない、という米国ミズーリ大学からの動物実験の結果報告。
研究チームは、閉経の状態を模倣するために、卵巣摘出ラットと正常ラットを用いて比較検討した。先行研究からこれらのラットは、閉経後女性のよい実験モデルであることが知られていた。
両群のラットをさらに二群に分け、トウモロコシ主体の通常食か、大豆主体の大豆食のいずれかで飼育した。
その結果、卵巣摘出群でも正常群でも、大豆摂取が脛骨の骨密度を有意に高めることが明らかになったという。またどちらの群でも、大豆食摂取は、代謝機能を有意に改善した。
「本研究は、大豆を食事に加えることで女性の骨強度を高められる可能性を示している。それほど多くの大豆摂取は必要なく、菜食主義者が食べる典型的な量の豆腐で十分だ」と筆頭研究者のパメラ・ヒントン教授はコメントしている。
出典は『骨レポート』。 (論文要旨)
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