2018.9.3
, EurekAlert より:
植物ベースのコレステロールを低下させるポートフォリオ食は、多くの心血管系疾患リスクを低下させるようだ、というカナダ・トロント大学からの研究報告。
研究チームは、400人以上の対象者を含む7件の臨床試験の結果をメタ分析した。そして、このダイエットが、悪玉コレステロールを30%低下させるだけでなく、冠動脈疾患の全般的なリスクを13%低下させることを発見したという。
ポートフォリオ食の主要成分は4つあり、1日2,000kcalを基準として、ナッツ45g、大豆など植物たんぱく質50g、オーツ麦・リンゴなどに含まれる可溶性食物繊維20g、そして植物ステロール2gが含まれる。
「ポートフォリオダイエットがLDL-コレステロールを低下させることは既に分かっていたが、他の特徴は不明だった。本研究により、そのダイエット効果と健康の可能性について、より明確かつ確実なものにすることができた」と主任研究者のジョン・シーヴェンパイパー准教授はコメントしている。
出典は『循環器疾患の進歩』。 (論文要旨)
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