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[高齢者]  身体活動は10年後のサクセスフル・エイジングの決定要因かも!?
2018.7.27 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

総合的に身体活動のレベルが最も高い者は、脳卒中、心臓病、狭心症、がん、糖尿病を患わない可能性が2倍であった、というシドニー大学等からの報告。総合的に身体活動のレベルが最も高い者は、10年後には、理想的な身体的・精神的状態であったという。

今回の研究では、身体活動とサクセスフル・エイジングとの関連性について調査したという。

研究では、シドニー(オーストラリア)西部在住の成人1,584名(49歳以上)を対象とした。ベースライン時にがん、冠動脈疾患、脳卒中の既往がない者が対象で、10年以上フォローアップした。中等度、高強度の活動、歩行運動の情報から、週当たりの総代謝物当量(METs)を決定した。サクセスフル・エイジング状態は、面接式アンケートによって判定され、うつ症状、障害、認知機能障害、呼吸器症状、全身状態(例えば、がん、冠動脈疾患)がない者として分類化された。

結果は、10年後、249名 (15.7%、平均59.9 ± 6.1歳)がサクセスフル・エイジングを実現した。多変量調整後、総合的な身体活動レベルが最も高い高齢者は、最も低い高齢者と比し、サクセスフル・エイジングの実現が2倍であったという。総合的な身体活動レベルが最も高いレベル(現在推奨されている最低レベルをはるかに上回る)の高齢者は、10年後、サクセスフル・エイジングの実現がより高い割合で認められた。

出典は『サイエンティフィックレポート』。 (論文要旨)      
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