2018.7.23
, EurekAlert より:
1歳未満の乳児に対して与える母乳・または牛乳を主原料とした乳児用調整乳を別の飲料に置き換えると、深刻な合併症を引き起こすおそれがあるという。パリにあるトルソー病院の研究。
この研究では、フランス国内の小児科医310人を対象に行ったアンケート調査を行っている。回答を集計した結果、2005-2015年の間に、乳製品でない飲料を飲んで内科的合併症を発症した赤ちゃんが34人いたことが確認された。
これらの赤ちゃんが飲んだ飲料は、主にアーモンド、クリ、米、大豆などを原料としたものだった。
また、1/3の赤ちゃんが栄養失調だったほか、低身長・低体重・貧血・低アルブミン血症・低ナトリウム血症・低カルシウム血症・発作・低ビタミンDレベルなどの臨床的問題もみられたという。
出典は『小児科学紀要』。 (論文要旨)
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