2018.7.2
, EurekAlert より:
高血圧のヒトは心血管疾患のリスクを減らすために減塩を進められることが多いが、塩分摂取を調節するのはなかなか難しい。今回、米国ジョージア工科大学の研究チームは、それを助けるための口腔内に装着するナトリウムセンサーを開発した。
これは超薄層呼吸可能エラストマ膜上に作られた電子センサーであり、測定したナトリウム濃度は、Bluetoothを用いて外部のスマートフォンあるいはタブレットに送られる。研究チームではさらに小型を進めて、歯科用リテーナーに似たタイプを開発する計画がある。
研究チームは、センサーを動作させ続けるために毎日充電する必要のある小型バッテリーを省きたいと考えているという。1つの選択肢として、誘導的に電力を供給できるコイルを用いた複雑な回路でバッテリーを置き換える 方法が考えられる。
出典は『国立科学アカデミー論文集』。 (論文要旨)
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