2018.6.28
, EurekAlert より:
クルミを食べる者は、食べない者と比し、2型糖尿病発症リスクが約半分であるようだ、というカリフォルニア大学ロサンゼルス校等からの報告。
米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを用い、成人34,121名(18-85歳)において、食事摂取量と糖尿病リスクとの関連性を調査した。糖尿病の評価は、自己申告、糖尿病薬の服用、空腹時血漿血糖値、ヘモグロビンA1c値により行なった。
結果は、クルミを食べなかった人と比し、クルミを食べた者は、年齢、性別、人種、教育歴、BMI、身体活動量に関わらず、2型糖尿病のリスクが低かったという。
クルミの平均摂取量は1日あたり約大さじ1.5杯であった。クルミの摂取が2倍になると(大さじ3杯の摂取)、2型糖尿病のリスクが47%低下したという。このクルミの摂取量は、クルミの推奨量(1オンスまたは大さじ4杯)に近い。研究者らは、クルミの2倍以上の摂取増加が及ぼす影響については調査していない。
「今回の知見は、糖尿病リスクを減少させる食品ベースのガイダンスに対するエビデンスを提供する」とデイビッド・ゲフィン医師は述べている。
出典は『糖尿病・代謝研究とレビュー』。 (論文要旨)
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