2018.6.25
, EurekAlert より:
TVのジャンクフードの広告はますます増えており、多くの子供たちがそれをみているようだ、という豪州アデレード大学からの研究報告。
リサ・スミザー准教授らの研究チームは、子供たちが健康的な食品の広告の2倍、不健康な食品の広告に曝露していることを明らかにした。1日のTV視聴時間が80分であるとすると、毎年800品目以上のジャンクフードの広告を見ている計算になるという。
世界初の独自のTVモニタリングシステムの開発によって、研究チームは、南部豪州のTVネットワークからまるまる1年分のTVとCMをキャプチャーした。
2016年にキャプチャーした3万時間のTVには、500時間以上の食品広告(ほぼ10万件)が含まれていた。豪州人のための健康な食事ガイドでは、食品・飲料を健康的、任意の(つまり不健康的)とその他のカテゴリーに分類している。
子供たちの視聴がピークになる時間帯でみると、任意の(不健康的な)食品のCMは、健康的な食品の2.3倍多かった。
月別にみると、任意の食品のCMは1月の全食品CMの71%を占め、それが8月には41%に低下した。
出典は『小児科学・小児保健雑誌』。 (論文要旨)
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