2018.6.6
, EurekAlert より:
遺伝子FGF21のある種の変異をもつヒトは、そうでないヒトに比べて体脂肪が少ないようだ、というデンマーク・コペンハーゲン大学からの研究報告。
研究チームは、英国バイオバンクからの45万人以上のデータを解析した結果、欧州人の2割にみられるFGF21遺伝子のある変異型が、脳の視床下部に働いて、砂糖とアルコールの摂取量を増やすだけでなく、体脂肪を減らす働きも持つことを発見したという。
「砂糖を食べることが健康に悪いという現在の常識に反して、同じ突然変異が体脂肪を減少させる可能性があるというのは驚きである」と研究者はコメントしている。
研究の限界として、研究チームはFGF21が体脂肪量を変化させるメカニズムを示せなかったことを挙げている。
出典は『細胞レポート』。 (論文要旨)
|