2018.6.6
, EurekAlert より:
高強度インターバルトレーニング(HIIT)が我々の健康に良いという多くの報告があるが、あまり運動をしない人々でもそれを楽しんで実行できるようだ、というカナダ・ブリティッシュコロンビア大学からの研究報告。
研究チームは、不活発な人々にもHIITが通常の運動と同様に楽しめることを発見したという。
「身体活動を妨げる最大の理由は時間の欠如であるが、HIITは最低10分の時間があれば実行可能であり、週3回のHIITによって意味のある健康利益を得ることができる」と筆頭研究者で博士候補生のマシュー・ストークは語っている。「ほとんど運動をしない人間にとってはとりわけそうだが、短時間におもいっきり身体を動かすということがまったく憂鬱なことに思われることが気がかりな点である。」
研究チームは、高強度運動の経験が、それをしている間と終わった後に、人々にどのような感想を抱かせるかを知ろうと考えたという。それは喜びなのか苦痛なのかをハッキリさせたかった。
そこで、彼らは以前にはHIITを実施したことのない30名の不活発な男女を集めて検討した。参加者は、HIITと通常の中強度運動(ステーショナリーバイク)の両方を体験した。そして、快不快スケールを用いて、運動中に点数をつけてもらった。また4週間の実施期間中、運動についての日誌を記録してもらった。
「我々が発見したのは、参加者が、HIITと通常運動について同等レベルに楽しみまたそれを好んだと報告したことである。ただし、HIIT実施中には不快が勝っていたが」とストークは語っている。「重要なのは、79%の参加者がHIITを実験室でなく自分自身で完了したと報告していることだ。」
ストークは、彼の研究が忙しい人々が運動する助けに少しでもなればよいとコメントしている。
出典は『スポーツ及びエクササイズの医療と科学』。 (論文要旨)
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