2018.5.30
, EurekAlert より:
食品、照明、色合い、家具調度、食卓セッティング、雰囲気、音、そして環境は多感覚経験として、消費者の行動と満足感に影響を与えるようだ、というフィンランド・ヘルシンキ芸術大学からのプロジェクト報告書。
予備的な研究結果は、自然界の音が食料品店の野菜・果物売り場での売り上げに明らかに影響することを示唆しているという。野菜・果物売り上げは音のなかった前週より20%上昇し、音のなくなった翌週よりも13%高かったという。
2年間にわたるフィンランドでのプロジェクトにおいて、食品の見せ方を取り巻く様々な因子が、消費者の経験に影響を与え、レストランでのメニューの選択や食料品店での購買に影響することが明らかになった。研究チームは、音楽研究、食品科学、社会学、建築学、ビジネス経済学などの方法論を融合した。プロジェクトの目的は栄養産業でのビジネスや食環境設計の現場で利用されるような結果を生み出すことだった。
(論文要旨)
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