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[高齢者]  心臓の健康の改善は、フレイルを防止?!
2018.5.22 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

心臓病リスクが低い高齢者は、フレイル(虚弱化)がほとんど認められないようだ、というエクセター大学等からの報告。フレイルが防止される可能性があるようだ。

今回の研究では、GPの医療記録と英国のバイオバンクの調査研究の両方において、421,000人以上(60歳から69歳)のデータを分析した。対象者を10年以上フォローアップした。研究者らは、心臓の健康に影響を与える可能性のある6つの要因(コントロールされていない高血圧、コレステロール濃度、血糖値、そして過体重、身体活動がほとんどなし、現在喫煙習慣あり)を分析し、心臓血管疾患リスクスコア(CRS)を算出、@低い、A中程度、A高い、にグループ化した。CRSと健康的アウトカムとの関連を検討した。

結果は、低CRS群では、慢性疼痛が少ない、失禁の発生率が低い、転倒が少ない、脆弱性骨折が少ない、認知症が少ない傾向が認められたという。医療記録によるコホート中、低CRS群では、フレイルは5.4%だけだったのに対し、高CRS群では、フレイルは24.2%であった。そして、全死因は、低CRS群で顕著に低値を示したという。

「心血管疾患のリスク要因を最適化にすることで、加齢後の病的状態を大幅に削減可能であるようだ」と研究者らは述べている。

出典は『老年医学雑誌シリーズA』。 (論文要旨)      
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