2018.5.17
, EurekAlert より:
運動により肥満の遺伝的素因を克服できる可能性があるようだ、というニューヨーク州立大学バッファロー校等からの報告。高齢の女性において、この効果は、高いという。
先行研究では、肥満指数(BMI)に対する遺伝的影響は、小児期から若年成人期に増加することが示唆されている。しかしながら、肥満遺伝子の成人期後期への影響について、運動を含む生活習慣改善によって克服できるかどうかについては、ほとんど研究されていないという。
今回の研究では、『女性の健康イニシアチブ』の女性8,200人以上のデータを線形回帰分析により分析した。
結果は、身体活動は、肥満の遺伝的素因の影響を弱めたという。この影響は、70歳以上の女性においてより顕著であった。
「今回の研究では、遺伝的特徴にも関わらず、運動により健康改善できる可能性を示唆している」と、ジョアン・ピンカートン博士は述べている。
出典は『更年期』。 (論文要旨)
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