2018.5.15
, EurekAlert より:
暖房用・調理用の固体燃料の使用は、死亡リスク増加と関連するようだ、という中国・華中科技大学等からの報告。
屋内で燃焼すると、固体燃料は、微粒状物質のような大量の汚染物質を生成する。そこで、調理・暖房用での固体燃料使用と心血管疾患、全死因死亡との関連を調査したという。
研究では、2004年6月から2008年7月、中国の5つの農村部から研究登録時に心血管疾患ではない成人271,217人が集められた。自己申告により、調理と暖房用燃料(石炭、木材、木炭、ガス、電気、セントラルヒーティング)、研究前の燃料の種類の切り替え、換気付き調理用コンロの使用を調査した。2014年1月までフォローアップし、心血管疾患からの死亡、全死因死亡を調査した。
結果は、中国農村部で、調理と暖房用として、石炭、木材、木炭の使用は、死亡リスク上昇と関連したという。一方、固体燃料からガス、電気、セントラルヒーティングへの切り替え、換気使用では、リスクは減少した。
出典は『米国医学会誌(JAMA)』。 (論文要旨)
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