2018.5.7
, EurekAlert より:
骨密度スキャンが骨折リスクだけでなく心血管系疾患のリスクも明らかにできるようだ、という米国ヘブライシニアライフ加齢研究所などからの研究報告。
研究チームは、豪州の1,000人以上の高齢女性の骨密度スキャンを利用して、そこに写された腹部大動脈へのカルシウム沈着を測定した。その後15年にわたって追跡調査した。
その結果、カルシウム沈着の程度と心臓発作のような心血管系疾患の発症・死亡リスクの間には関連がみられることが明らかになったという。
「我々の研究結果は、骨密度測定が女性に単に骨折リスクを伝えるだけでなく、最も長期にわたる心血管疾患のリスクも伝えられることを明らかにしている。この事実は、骨密度スキャンをより有用なものにしてくれるだろう」と共同研究者のダグラス・キール医師はコメントしている。
出典は『骨及びミネラル研究雑誌』。 (論文要旨)
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