2018.4.26
, EurekAlert より:
妊娠中の女性とその子供が、砂糖類を多く摂取すると、子供の認知機能(特に記憶と学習)が悪くなる可能性があるようだ、という米国メリマックカレッジとハーバード大学からの報告。
妊娠中に砂糖入り飲料からダイエットソーダに変更しても悪影響を及ぼすという。しかしながら、子供の果物摂取は、有益な影響を有し、認知スコアの高さと関連していた。
研究では、1999年から2002年、プロジェクトビバに参加した妊婦1,000人以上の食事評価データを収集した。彼らの子供の食事は、小児期に評価、子供の認知は、小児期早期(3歳頃)と小児期中期(7歳頃)に評価した。
結果は、下記の通りであった。 ●母親の砂糖摂取量(特に糖類添加飲料[SSB])は、小児期の非言語能力を含む認知低下と関連していた。 ●母親のSSB摂取は、言語的知識と非言語スキルの両方に関連する全体的な知能の乏しさと関連していた。 ●母親のダイエットソーダ摂取は小児期早期の細かい運動スキルの乏しさ、視覚的空間把握力、視覚的運動能力、小児期中期の言語能力の乏しさに関連していた。 ●子供のSSB摂取は、小児期中期の言語的知性の乏しさと関連していた。 ●小児期早期のフルクトースと果物の摂取は、いくつかの領域における認知スコアの高さ、より語彙の受容力の広さと関連していた。果物は、さらに、小児期早期の視覚的運動能力の高さと小児期中期の言語的知性に関連した。 ●フルーツジュースは、認知改善に関連しなかった。
出典は『米国予防医学雑誌』。 (論文要旨)
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